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2022年 4月 1日

3月末から4月にかけては胡蝶蘭の最も動く季節です。
特に移動に伴う就任、昇進が多いようです。
開店祝も多くて、当店も大半が品切れました。
特にお手頃の価格帯の商品が早く無くなりました。
コロナの安堵感もあり、今まで停滞していた人事が多く動いたようです。

蕾の多い物も前倒し出荷していますので10日以後まで
咲き具合の良い物は出荷出来ません。
ショッピングカートは、10日までほぼ品切れとなっています。
蕾が多くても出荷希望の方は、メールでご連絡してください

4月1日着で札幌に発送しましたが何とか無事でした。
寒冷地へ発送も順次始めております。
寒の戻りもあるので日にち指定は余裕をもってください。

4月は春本番です。
日差しも強く少しの時間でお部屋の温度が急上昇します。
窓際に胡蝶蘭を置く場合は直射日光に当てないようにします。
お部屋の換気を十分にとって環境を良くしましょう。

本日(1日)も湿度は極端に低く、デジタル湿度計では測定限界以下でした。
花が咲いている胡蝶蘭にとって、耐えがたい環境になります。
蕾が落ちたり、極端な例では花全てが、脱水で萎れてしまいます。
10000Lx以下にしてください。
最近は安価な照度計が販売されています。

2022年 6月 1日

5月末は真夏並みの暑さが多く、ハウス内は38℃になりました。
29日は40℃に到達。
通風に注意しましたが、お手上げの状態です。

試験的に細霧冷房を実験しました。
今年の夏は厳しいとのこと、このままでは胡蝶蘭の苗が高温障害を
被るので栽培室に細霧冷房を、準備を始めました。
数10年前にも細霧冷房が流行した事がありましたが
良いノズルが無く、葉がベタベタに濡れ、軟腐病の多発で消滅
しました。

今ではドライフォグとかお金を出せば良い装置が入手できます。
当園はコスト、メンテナスも考慮して自分なりに設計製作します。

梅雨前の季節は充実の時期です。
比較的雨が少なくて病気もなく、夜間も18℃前後で安定しています。
開花している胡蝶蘭は花が大きく、りん数も多くなります。
昼間温度が高すぎると花芽が葉芽に変わることもあります。
育成中の株は徒長が無く、がっしりとした葉姿になります。
6月末、夜温が20℃を超えるようになると徒長して品質が低下
します。

栽培は室温の上昇に注意、通風を十分に。
屋外に搬出の直後は葉が屋外の環境に慣れておりません、
強烈な紫外線にさらされて、葉が焼けることがあります。
当店は黒で70パーセント遮光ネットを使用。
品種により、葉が黄色くなることがあります。
弱い品種は曇天に搬出し、徐々に慣らします。
週間天気予報を参考にして降雨が近くに無い日を選びます。

胡蝶蘭は母に日の後、お中元までは引き合いが少ないです。
ロシア、円安などの問題から景気が悪いのか?
今まで強気の観葉植物も失速しております。

2022年 7月 1日

梅雨も早々と終わり本格的な夏が来たようです。
人間も熱中症の危険な時期ですが胡蝶蘭も同じことが言えます。

気温が35℃になるとハウス内は換気が悪いと40℃を超えます。
胡蝶蘭は南国の高山の植物です。
真夏でも30℃を超えることは少ないです。

品種にもよりますが40℃を超えると葉が茶色く壊死してしまいます。
対策は 1、通風を良くして温度の上昇を避ける。
2、通常より遮光を多くする。
3、床に水を散水する。
4、葉水をかける。

通常の水やり、葉水は品種よって葉の元に水が残って
そこが温水となり壊死する部分が出ます。
営利栽培の場合は無視して大量に水を掛けます。
時間は温度障害の出にくい午後3時~4時頃が無難です。
4時を過ぎると葉が乾かず病気の発生原因になります。
趣味での栽培時は葉は濡らさない方が無難です。

気温が40℃近くになると通常の対策では無理です。
冷房をするか、
水道水を細霧化して噴霧します。
気化熱を利用して少しでも快適になるように、とても有効です。
葉の上に設置するのは水のボタ落ち、
湿度の上がり過ぎによる病気の発生が懸念されます。
平時軟腐病が発生したハウスは特に注意が必要です。

2022年 8月 1日

8月に入るとお盆用の白の胡蝶蘭の注文が多くなります。
大輪では背の低い物、アマビリスの3本立ちが主流です。
在庫は十分ありますのでご利用ください。

再梅雨明け後は、雨もなく猛暑が続きます。
今年は特に強く、熱波を感じます。
屋外栽培場でも38℃になっています。
危機を感じたので対策を講じました。

1、開花室の冷房以外、苗栽培は細霧冷房と葉水、
 屋根にクールコート(塗料)を塗布
 単独では確実な成果は得られないので、積み重ねが大事。
2、屋外での栽培場に(雨除けなし)ミストノズルを取り付け
 37℃を超えると、30分に1回30秒散水するようにしました。

屋外での栽培
環境は黒の遮光ネットで70パーセントの遮光率。
強光線下での葉上の照度は40000ルクス位。
葉の温度は気温よりやや高め38℃に達しますが、これが限界
葉焼けの心配はありません。
39℃は危険です。
この条件下(38℃)で葉に水をかけると、水で直接冷却、
蒸発による気化熱で冷却
一旦葉の温度は低下しますが、気温、光線(熱線)量が多く
徐々に上昇します。
葉の付根に残った水が蒸発しないうちに38℃以上に上昇。
この高温水は組織的に耐えられず、脱色し、その部分が壊死します。
防ぐには温度上昇が危険域にならないうちに、
再び散水する必要があります。

ハウス内での苗の栽培のおける注意点は水を切らさないこと。
「乾いたらやる」これが基本ですが、夏の場合は「毎日やる」が基本。
葉の残り水が湯になりにくく、
かつ乾き易い時間帯は午後4時~4時半です。
この時間帯に集中して散水します。
床面も湿気が保たれていることが必須条件です。

開花中の物は冷房室でゆっくりと咲かせて高品質のものを作ります。

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