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2024年 5月 11日

出荷に追われ、更新も遅れています。
母の日の出荷もあと少しです。
ヤマト運輸の社員も大変なようで夜11時まで帰れないそうです。
通常の荷物のがあり、それに上乗せされるので大変ですね。
胡蝶蘭は大きくて配送の手間がかかります。
再配達が無いようにお願いしたいと思っております。

5月は植え替えの時期です。
当店栽培の胡蝶蘭の植え替えはとても簡単です。

そのままの鉢サイズで維持したいときは植え替えの必要はありません。
コンポストの主体は腐食しないので植え替えの必要はありません。 新しい根が鉢の外にたくさん出てくるようになりましたら
大きな鉢に何もいれずに根を巻くように入れてあげれば完成です。

今年も昼夜とも気温が高いようです。
当店もこの雨(12日)が終わったら少し屋外で胡蝶蘭を栽培するつもりです。
例年は15日過ぎですが今年は早い目に出したいと思っています。
低温多湿は灰色かび病が多発するので、注意が必要です。
一般的な薬剤で防除できますが、雨前に毎回散布する必要があります。

雨はたっぷりと酸素を含んいます。。
鉢中の余分な肥料、老廃物を洗い流します。
リフレッシュされたコンポストは、新しい根が良く張ります。 直射は葉焼けに注意、曇天ならを気にしなくても大丈夫です。
遮光ネットは75%遮光の物が最良です。

アマビリス(雪っこ)の調子が悪く欠品が多く、ご迷惑をおかけしました。
15日頃から正常に出荷できます。

2024年 6月 4日

梅雨は胡蝶蘭の生育に最も適する条件です。
しかし水のやり過ぎは根腐れになります。

原因は酸素を微生物などが吸収し、根の周りが酸素不足になっている。
植物は葉から酸素や炭酸ガスを吸収し呼吸。
根も僅かながら呼吸しています。

酸素が多い環境では好気性微生物が繁栄。
ラン菌と言われラン科植物に共生する微生物もその仲間。

酸素が少ない環境になると嫌気性微生物が増えます。
嫌気性微生は乳酸菌など良い菌もありますが
たい肥などの有機物がなければ増殖しない。

リゾクトニアやフザリュームはどのような環境でも増殖します。
弱って抵抗力の無い胡蝶蘭の根を犯して増殖するのです。
(元気のある胡蝶蘭は根から有機酸を出して、
微生物、有機物を分解、栄養として吸収する。)

梅雨の雨 雲からの水滴が雨になり、その雨は多量の酸素を含む。
屋外栽培では、絶え間なく胡蝶蘭の根に補給される。
いくら微生物が吸収しても酸素が欠乏することはありません。

酸素の多い水中では、根は健康に生育します。
生きた水か。
酸素が無く、微生物の死骸によるメタンガスや硫化水素ガスを含んだ死んだ水か、
結果は説明するまでもない。
集中豪雨が続いたとしても根には影響がありません。

葉はどうでしょうか?
葉を守る組織は紫外線により、より強化されますが
雨や曇天が続くと軟弱に。

葉の表面にいる病原菌は湿気により活発に活動、増殖。
葉の裏面には気孔と呼ばれる呼吸口があり、
そこから侵入する(軟腐病)。

カビは葉の表面を溶かして侵入。
葉の表面は無防備の状態。
特に灰色かび病により葉に茶色の点々が付くことが多い。

雨前に殺菌剤でバリケードを作り、予防する必要があります。

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