1月前ログ 

2020年 8月 1日

長い梅雨も終わり短い夏の到来です。

極暑は葉水で乗り切ります。
毎日午後3時以後に葉水を打ちます。
理想はコンポストが2~3㎝湿るのが理想です。
鉢の乾燥を防ぎ、余力の水分の気化熱を利用します。
気温が35℃を超えても鉢内の温度は気温より2~3℃低く保たれます。
水分が無くなると気温と同じ温度になります。
胡蝶蘭はcam植物で昼間は気功を閉じています。
葉から水分蒸散が無く、自分で葉の温度を調節できません。
鉢を乾かすのは胡蝶蘭にとって酷です。

梅雨明けからお盆まで続けます。
以後は晴天が続けば葉水を打ちますが熱帯夜が無くなれば
葉水は止めます。

屋内で栽培している胡蝶蘭をお盆のころ屋外に出して
管理すると屋内栽培株より15日程早く花芽が出ます。
適正な温度管理で年明けから咲き始めます。

8月は植替えも無く、暑くて温室の補修作業も出来ず。
出荷以外、花畑や野菜畑の水やりが日課となります。

コロナ感染の影響の見通しが立たず、思案しますが夏からは
通常生産量に戻しています。
ピンクの胡蝶蘭のフラスコ苗、生産委託先の変更(台湾→国内)のため
国内生産が間に合わず、LLサイズが春まで少なくなります。

2020年 8月 15日

今年のお盆前商戦は胡蝶蘭の品薄で推移しました。
コロナの影響で4月に全く売れなく
買い手が付かない状態でした。
それで夏~秋の開花予定株の輸入を制限した為です。
更に9月は例年イベントが無く、売れない時期に当たるため
開花予定株の輸入が極めて少なく、9月開花の胡蝶蘭が
ひっ迫しそうです。
当店でも9月中旬以降に品切れが出そうです。
なるべく早く予約してください。

毎日猛烈な暑さです。
極暑は葉水で乗り切ります。
毎日午後4時頃からに葉水を打ちます。
当店ではスプリンクラーを使い、毎日5分程頭上灌水で葉はもちろん 通路までたっぷりと散水します。
日中外気温が37℃でも鉢の温度は32℃程度です。
通路は常に湿っていて乾くことはありません。
葉は幾分軟弱気味になります。

例年、梅雨明けからお盆まで葉水を続けます。
今年は梅雨明けが遅れた分、後にずれ込むようです。
熱帯夜が無くなったら葉水は止めます。

「お盆のころ屋外に出して、管理すると屋内栽培株より
15日程早く花芽が出ます。
その株は年明けから咲き始めます。」
と書きましたが、今年は残暑が長引く分、開花が遅れます。
自然咲が遅れると1月の花が不足します。
思うようには行かないですね。

猛暑の8月はフラスコ苗や通常の植替えも出来なく出荷が無ければ
開店休業状態です。

コロナの影響で胡蝶蘭業界が混乱しています。
多くの生産者は輸入株100パーセントで生産調整が簡単で
調整が行き過ぎたようだ。
当店のように自家苗中心の生産者は成り行きに任せ、後のことは
あまり考えません。

2020年 9月 1日

8月末期でも異常な暑さが続きます。
当園でも長い間胡蝶蘭を栽培してきましたがこのような異常気象は初めてです。
31日も38℃にになりましたが、さすがに葉水はこれで終了します。
長期間では徒長の傾向が見られます。
軟腐などの発生も懸念されます。

当園の栽培場(屋外を含む)では発生が見ないですが
標高1000mの栽培場(山上げ施設)では嫌な臭いを発する軟腐病では
無いのですが徐々に葉の内部が黄変して腐る病気が出ます。
今年は前半雨が続いたので多く発生しました。
三重県の園芸試験場でサンプル培養の結果、タイプが異なるが
軟腐病と同じバクテリアと判明しました。
写真では軟腐病と見分けがつかないが葉の骨格は分解されずに
しっかり付いています。
早く発見すれば葉の根元でもぎ取るか切除でも再発はしないようです。
病変部分に菌糸のコロニーが付いていることがあり、一時カビの病気と
考えたこともありますが病変部に寄生したカビでした。

対策は軟腐病のようにいやらしさが無く、防除は成功しました。
「スターナ1000倍」+「木酢液300倍」に展着剤を多い目に加え
丁寧に噴霧したら、収束しました。
軟腐病では発生した株は再発するので廃棄します。

山の施設では7月は雨が多く冷えるので早く花芽が付き
8月は温度が高く、花芽の成長が早すぎます。
例年11月から出荷予定の胡蝶蘭が10月中旬になりそうです。 放置すると山で咲いてしますので下ろして、冷房室に入れなければ
なりません。
余計なコストと労力がかかりそうです。

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