胡蝶蘭仕立ての秘密
作業員の前は姿見(大型の鏡)姿見を見て後方から作業
仕立てによるコストの違い
満開手前に花軸(ステム)を曲げて寄せ植え→即出荷
花数の少ない胡蝶蘭の大量生産に向く
5分開花→花軸を曲げる→開花進行→満開手前→
曲げた物を寄せ植→即出荷
作業の分業化、効率を重視した生産方法
5分開花→仕上げ鉢に寄せ植え
花軸を曲げる→開花進行→→花が揃ったら出荷
担当者が寄せ植えから仕立てまで1人で担当する。
バランスのとれた姿になります。
広大なストックヤードが必要で
生産コストが上がります。
寄せ植えと仕立ての方法
鉢を目前に置いて正面から作業
手の届かないところは鉢を回転する
大きい鉢は裏面に移動して花を固定する。
正面から作業をすると花に傷が付きやすい。
(一般的な方法です)
当店は姿見
写真右手奥に胡蝶蘭の鉢が見えます。
これは姿見に作業中の花が写っています。
仕立て姿(鏡を)見ながら全て裏面から作業をします。
この方法は理想的ですが左右逆像で作業するため
熟練を要し、センスの良いスタッフのみ担当します。
見えないところが大事
しっかりと花軸を固定するために
支柱が鉢中で「S」の字のように曲げられています。
一般的には、面倒なので「く」の字に曲げます。
当店では、専用機械を開発
油圧プレスで多くの本数を一挙に1行程で「S]に曲げます。
大量に作ることが出来、安価な小さい鉢の仕立てにも利用。
安定した形は見えないところでも差がついております。
細心の注意と、妥協のない品質への心配り
洗練された美しさはこうして作られます。
肥料の残存
販売後花の咲いている間は水だけで肥料は必要ありません。
その間の肥料は補給してあります。