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無農薬栽培は楽々


洋蘭の置かれる位置

胡蝶蘭などの洋蘭は栽培に多大なエネルギーを消費しますが、空気の浄化作用と心の安らぎを与える花です。


無農薬栽培の意義

癒しの花であり残留農薬があってはなりません。

また栽培で土壌、河川などを汚染してはなりません。

栽培実態

高温多湿栽培のためフザリューム、リゾクトニヤ、軟腐など様々な病気、ダニ、貝殻虫などが発生します。

これを退治するため十数種の農薬が使用されています。


昔の栽培を思い出す

いつの日か記憶をさかのぼると懐かしい光景と共に栽培の原点も見えてきました。

以前はBHC、DDT、ホリドール等強力な殺虫剤はありましたが、ダニや病気に対しての殺菌剤は少なかったのです。

山で水苔を採取したり、古瓦を砕き木炭屑や軽石、木屑をコンポストに使用しましたが、病気で悩んだ事が記憶に無いのです。

殺菌剤を使わないのに病気が出なかったのです。

交配が進んでいなかったので病気に強かったと思いますが、殺菌剤を使わなかった事も事実です。

肥料と言えば油かす、骨粉、草木灰ぐらいで凝った人はイカのはらわたを腐らして使っていました。



ウイルス対策

重複するので省略しますがウイルスに感染していると株の免疫力が低下するので絶対感染させないことが必要です。



無農薬と有機栽培

自然界には病害菌と有益な菌が混在します。前者が優性になれば発病する機会が多くなります。

予防消毒をすれば病害菌は減りますが有益な菌は弱く更に少なくなります。

発病してからの薬剤多用は耐性菌が増えてきます。

このことから農薬に頼らず環境を整え、季節や生育ステージに合わせた肥料管理をし、発病株を早期発見し、廃棄します。

これを繰り返す事により殺菌剤を使わなくても健康で美しい花を咲かすことが出来ます。

しかも花の寿命は長く、赤色の発色が良くなります。

花付きがとても良くなります。(趣味栽培では朗報ですが営利栽培では開花時期のコントロールが困難になります)

無理なことは避けて自然に任せます。

さらに当店は季節や天候により肥料の成分を調節し、ストレスを無くすように工夫します。



栽培室とその古さ

自生している胡蝶蘭は病気などありません。

温室が古くなると病気が多くなるそうですが、それは農薬に頼るため、その弊害として、年々耐薬性病原菌が多く住み着くようになるからです。

当店の温室は古くなるほどに、使い込む程に病気が減少してきました。

それは不思議なことでなく、ごく自然なのです。

温室全体が大きなコンポストであり、天井、床面、全てに善玉菌が生息して胡蝶蘭を守っているようです。



あなたに合った栽培方法を

無農薬栽培のマニュアルが無く、これから挑戦される方は大変ですが、方法はいくとうりもあると思います。

あなたの環境に合ったものが必要です。

あなたの近所の竹藪などで落ち葉を集め発酵肥料の種菌とするのがよいでしょう。

根気よく! あれこれ手がけていくとカメラのピントが合うが如く植物が見えてきます。



楽々栽培
病気に気を遣うことも少なく、殺菌剤の散布など無用です。